ハイコックス

水光治療機の欠点の一つが、注入物の体外への漏れです。
ただ、これは手打ち注射の場合でも生じますので、ある程度の漏れは想定済みでした。
しかし、当院で施術している脂肪幹細胞治療では、貴重な脂肪幹細胞の体外への漏れを少しでも減らしたいです。
そこで、注入物の体外への漏れを最小限に抑える水光注射機「ハイコックス」を導入致しました。
当院での脂肪幹細胞治療以外の製剤を用いた水光注射治療でこの「ハイコックス」での施術をご希望の方には、オプション料金にはなりますが「ハイコックス」で施術致します。
今迄は体外に漏れていた分も含めてほぼ全量の薬剤が体内に注入されるので結果として体内への製剤注入量が増え、従来の水光注射治療ではまず生じなかった膨隆湿疹が数時間生じます。
また、体内への製剤注入量の増加に伴い、従来の水光注射治療よりは痛みが生じます。

液漏れを最小化

お肌を吸引させながら薬剤を注入するため、液漏れが少なく、無駄なく薬剤を肌に届けることができます。

治療時の痛みを軽減

マルチニードルという極小径の針を使用しており、表面麻酔を行った後、皮膚を吸引しながら極細の針で注入するので、痛みがほとんどありません。

ダウンタイムの軽減

非常に細い針を使用しているため、治療時の出血が少なく、治療後の赤み、針の跡も目立ちにくいです。 また、従来の機器では重ね打ちすることで注入量を増やしていましたが、ハイコックスは1ショットの注入量を設定できるため、内出血のリスクが軽減されています。

細かいところまでカバー

従来の機器ではヘッドが大きく目頭の間や小鼻などの細かい部分の施術が困難でしたが、ハイコックスは小回りが利くヘッドの大きさのため細かい部分まで注入が可能です。

治療時間が短い

ハイコックスは9本の針がついており、1ショットで注入できる薬剤の量が多いため、重ね打ちが不要となり、治療時間が短縮されています。