隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)とは
シリコンプロテーゼとはアメリカFDA(アメリカ版厚生労働省)から認可を受けた医療用人工軟骨のことで、人工関節やペースメーカーなどに使用される安全性の高い素材です。
耐衝撃性に優れながら、人間の軟骨とほぼ同じ適度な柔らかさを持っているため何十年と長期的に挿入しても違和感なく過ごすことができます。
隆鼻術では片方の鼻の穴の中を数ミリだけ切開し、シリコンプロテーゼを挿入する骨膜下にスペースを確保します。
シリコンプロテーゼ挿入後は溶ける糸で縫合するため、抜糸は必要ありません。
鼻の穴の中からアプローチするので、顔表面に傷をつけず鼻根部から鼻先までスッと通った鼻筋を形成することが可能です。
このようなお悩みのあなたにおすすめ
- 鼻根から鼻先まで自然に鼻筋を通したい
- 鼻の低さにコンプレックスを感じている
- 鼻筋をまっすぐに整えたい
- 横顔にメリハリがない
- 目と目の間の距離が離れている
- 効果を半永久的に持続したい
- 横から見た時に反対側(奥側)の目がはっきりと見える
- ヒアルロン酸やレディエッセ注入によるプチ整形を繰り返し受けている
当院で使用するシリコンプロテーゼ
シリコンプロテーゼはI型とL型の2種類がありますが、L型は鼻先への負担が大きく鼻先の皮膚が薄くなりやすいといったリスクがあります。
また衝撃が加わると飛び出しなどのリスクも高くなるため、当院では安全性の高いI型の高級シリコンプロテーゼのみを使用しています。
様々な種類の中から厚み、長さ、横幅、形が最適なI型シリコンプロテーゼを選び、さらに患者様1人ひとりの鼻骨・鼻軟骨の輪郭にフィットするように0.1ミリ単位で計測しオーダー加工します。そのため、鼻根から鼻先までバランスのとれた生まれつきのような自然な仕上がりが実現可能です。
鼻の高さは1mmでも高さが違えば顔の印象は大きく変わります。
また、鼻は呼吸器に司る重要な器官であるため、術後の機能にも配慮して手術を行わなければなりません。
当院では数々の論文や著書「鼻形成術(REBUILDING NOSE)」を執筆し、鼻形成の最高権威として名高い医師から直接指導を受けている小原医師が手術を担当します。
世界屈指の確かな技術をご体感ください。
シリコンプロテーゼによる隆鼻術の特徴・メリット
シリコンプロテーゼによる隆鼻術にしかない特徴やメリットはたくさんあります。
鼻筋がスッと通ることでお顔に立体感が生まれ、目と目の間の距離が離れている方も目立ちにくくなります。
また、一回の施術で長期に渡って効果が持続するため、定期的に通院する手間もかかりません。
鼻根から鼻先まで自然で美しい鼻筋
I型プロテーゼを挿入すると、鼻根部から鼻先にかけて全体的に自然で美しい鼻筋が実現します。
他の施術方法では組み合わせ治療をしない限り、部分的にしか効果を実感できません。
お顔を全体的に整えたい場合、鼻筋からある程度高さのある方が全体的に整って見えます。
鼻筋全体を高く、自然にスッとさせたい方にシリコンプロテーゼはオススメです。
高さが出ることで立体感のある美しい横顔
横を向いた時に、鼻先から唇、あごの先までを結んだ線を「Eライン」と呼び、一直線であればあるほど黄金比に近く美しいといわれています。
シリコンプロテーゼによる隆鼻術を行うと、このEラインが黄金比に近づきやすく美しい横顔が実現可能となります。
また、顎が発達していて目立つ方も、隆鼻術を行うことで全体的にバランスが整うケースもあります。
横顔にコンプレックスを感じている方はお気軽にご相談ください。
鼻の穴の中からのアプローチで傷跡が残らない
シリコンプロテーゼによる隆鼻術は鼻の穴の中からアプローチするため、傷跡が表面に残ることがありません。
術後3日間は固定が必要となりますが、ダウンタイム経過後は周囲に気付かれにくいのも特徴です。
隆鼻術のデメリット・リスクについて
L型シリコンプロテーゼを使用した場合、鼻先まで尖らせることが可能ですが皮膚が薄くなりなんらかの衝撃が加わった場合、露出してしまう可能性があります。
また、シリコンプロテーゼ挿入前の調整に不備があるとサイズが合わず鼻の先端に赤みが出るなどのトラブルになるケースもあります。
このようなリスクを避けるためにも挿入するならI型シリコンプロテーゼを選択し、症例件数が多く信頼できるクリニックで施術を受けた方が良いでしょう。
術後は抗生剤を服用していただきますが、ごく稀に感染症を発症する可能性もあります。
万が一感染症を発症した場合、当院では抗生剤の内服や点滴など適切な処置を行っています。
組み合わせ治療でより自然で美しく
患者様の骨格によっては、隆鼻術にプラスして組み合わせ治療を行った方がよりご希望の鼻筋に近づく場合があります。
鼻の低さだけでなく短さが気になる方は、鼻先を前方や下方に伸ばす鼻中隔延長術や鼻尖形成(耳介軟骨移植)の組み合わせ治療がオススメです。
これらの治療法を組み合わせると、鼻筋が整うだけでなく人中が短く見える効果も期待できます。
また、鼻の穴が大きく横に広がって見える方には鼻翼縮小術などの組み合わせ治療を行うと鼻の存在感が薄くなり、より女性らしい印象を実現できます。
当院では患者様のご希望に添いながら、骨格に最適な治療法を日本美容外科学会(JSAPS)認定医が丁寧にご説明いたします。
疑問や不安点などがありましたら、些細なことでもお気軽にお申し付けください。
ヒアルロン酸注射・レディエッセとの違い
ヒアルロン酸やレディエッセによる注射での隆鼻術は徐々に体内に吸収される一時的なプチ整形になります。
メスで切らないため、ダウンタイムがほとんどなく気軽に施術が行えますが効果を持続したい場合、定期的な注入が必要となります。
また、粒子が比較的柔らかいヒアルロン酸は高さを出し過ぎると、流れやすくなるため鼻筋が太くなってしまう可能もあります。
効果を半永久的に持続したい方や、プチ整形を繰り返している方はシリコンプロテーゼによる隆鼻術がオススメです。
シリコンプロテーゼ除去・入れ替え
他院での仕上がりに不満がある方や、違和感がある方のプロテーゼ入れ替えや除去なども行なっています。
・L型シリコンプロテーゼを挿入したが、鼻先の皮膚が薄くなってしまった
・プロテーゼが左右に動く
などのお悩みがありましたら、まずはセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。
隆鼻術 詳細
治療内容 | 隆鼻術 | |
---|---|---|
麻酔 | 局所麻酔 | |
治療時間 | 30分 | |
処方薬 | 抗生剤・鎮痛剤 | |
通院 | 固定除去 |
3日後 |
経過診察 |
1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後 | |
ダウンタイム (回復期間) |
腫れ |
3週間程度 |
痛み |
3日間程度 | |
熱感 |
3日間程度 | |
内出血 |
2~4週間程度 | |
テープ・鼻栓 (固定) |
術後3日間専用の棒で固定し、鼻栓をします。鼻栓は翌日ご自身で外してください。 | |
清潔 | 洗顔・洗髪 |
3日目(固定除去後)から可能です。(鼻の穴の中の傷口に洗顔料等が付着しないようにご注意ください。) |
メイク |
3日目(固定除去後)から可能です。 | |
入浴 |
固定が濡れなければ翌日から可能ですが、長時間はお控えください。 | |
注意事項 |
固定を外した後も完全にプロテーゼが安定するまでは鼻を強くかむなど、触らないようにしてください。 うつ伏せ寝・強い力での顔マッサージ・歯の治療(口腔開大)・眼鏡やサングラスの長時間使用は1ヶ月間お控えください。 治療部位の血行が良くなると、腫れ・赤み・痒みが出たり増したりすることがあります。 そのため、治療後24時間は、飲酒・激しい運動・長時間の日光浴・サウナなど高温の場所で長時間滞在は避けてください。 |
症例紹介
主なリスク・副作用など
施術説明 | 患者様一人ひとりの骨格に合わせて調整した高級シリコンプロテーゼを鼻の内側から挿入し、バランスの取れた美しい鼻に整える治療方法です。 |
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主なリスク・副作用 | 疼痛、赤み・腫脹、内出血、切開創の違和感、硬さ、左右差、感染症 |
料金 (税込) | 220,000円 |
治療料金
診療項目 | 料金(税込) |
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隆鼻術(プロテーゼ) | ¥220,000 |
隆鼻術についてよくある質問
Q. ダウンタイムが完全に落ち着くのはどのくらいですか?
A. 経過には個人差がありますが、術後2〜3週間ほどで落ち着いている方がほとんどです。術後1ヶ月ではさらに腫れが引き、より自然な状態になっています。
Q. 挿入したシリコンプロテーゼがずれてしまう可能性はありますか?
A. 手術直後は不安定なためずれやすいです。なるべく鼻を労ってあげてください。その後は安定するため通常の生活をしている中ではずれたり型くずれすることはほとんどありません。
Q. 運動は術後いつから可能ですか?
A. 術後1週間から可能ですが、徐々に体を慣らすように運動を始めてください。
Q. シリコンプロテーゼ挿入後レーザー治療を受けることは可能ですか?
A. シリコンプロテーゼは熱や湿気にも強くレーザー治療も可能です。
Q. ブラックライトに反応して光ることはありますか?
A. 余程厚みのある(高くする)プロテーゼを挿入しない限り、ブラックライトに反応して光ることはありません。
Q. 仕事はどれくらい休みが必要ですか?
A. 手術当日から術後1週間は強い腫れが出ます。できれば3日間~1週間程度、休暇を取ると良いでしょう。