内臓脂肪計

内臓脂肪計EW-FA90は、国立大学法人 大阪大学と花王株式会社が開発した腹部生体インピーダンス法(肥満研究 2003,9 : 136-142,DIABETES CARE 2005,28 : 451-453)を応用して内臓脂肪面積を算出。
内臓脂肪に起因する腹腔内抵抗値を直接測るパナソニック独自のインピーダンステクノロジーです。
へそ部と背部の電極間に交流微電流を流し、側腹部で発生した電圧Vから、へそ高位での腹腔内抵抗値を測定します。
腹腔内抵抗値は主要体積を占める内臓脂肪の抵抗からほぼ構成され、腹部全断面積に対する内臓脂肪面積の比率を反映します。
この腹腔内抵抗値に、腹囲から算出した腹部全断面積を掛け合わせて内臓脂肪面積を算出しています。
上田院長より内臓脂肪計について

神成美容外科
院長 上田直光
腹部の脂肪は、大きく分けて皮下脂肪と内臓脂肪(臓器脂肪)及び腹筋内脂肪の3種類があります。
この中で腹筋内脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪(臓器脂肪)に較べると量的に圧倒的に少ない場合がほとんどです。
したがって、腹部の脂肪で問題になるのは、皮下脂肪と内臓脂肪(臓器脂肪)でしょう。
皮下脂肪には、各種脂肪吸引手術、各種対皮下脂肪用痩身機器(クラツーα、クールスカルプティング、セルアクター)、各種脂肪溶解注射が有効です。
内臓脂肪(臓器脂肪)には、腹筋内脂肪を含めて対内臓脂肪(臓器脂肪)用痩身機器であるエムスカルプトが唯一有効です。
ところで、皮下脂肪と内臓脂肪(臓器脂肪)の区別はどの様にしたら良いでしょうか?
最も分かりやすいのは腹部X線CTによる画像ですが、放射線被爆するため頻繁に簡単にお受け頂けません。
今迄は診察でどちらが多いかをお伝えしていましたが、患者様にご納得頂くには説得力が欠けました。
そこで、皆様ご存知のメーカーであるPanasonic製の内臓脂肪計です。
はっきりした具体的数値で腹部全断面積に対する内臓脂肪(臓器脂肪)面積の比率を測定し、どちらの脂肪が多いか判定いたします。
※皮下脂肪や内臓脂肪(臓器脂肪)の量を測定する訳ではありません。あくまでも、どちらの脂肪が多いかを判定するのみです。初回に測定したら一定期間は測定の必要がありません。