わきが(腋臭症)・多汗症治療
当院のHP等で表記されるミラドライとは、特に注釈がない限り『ミラドライⅡ』を指します。
ワキガの症状・原因・セルフチェック方法・対処法・予防法を徹底解説
脇から独特なニオイがしたとき、「もしかしてワキガかも?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
ワキガがコンプレックスになり、日常生活に支障をきたすケースは少なくありません。
ここでは、ワキガの症状や原因、セルフチェック方法、対処法、予防法について詳しくご紹介します。
脇から独特なニオイがしたとき、「もしかしてワキガかも?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
わきがや多汗症がコンプレックスになり、日常生活に支障をきたすケースは少なくありません。
今回は、わきが・多汗症の症状や原因、治療の種類や治療法の選び方、予防や対策などについて詳しく解説しています。
わきが・多汗症は、適切な治療をすることで治すことが可能です。
脇のニオイや汗の量でお悩みの方は、是非最後までご覧頂き、ご自身に合った治療法を見つけて頂ければと思います。
わきが・多汗症の症状とは?
まずは、わきが・多汗症の症状について分かりやすく解説します。
自分が「ワキガかどうか?」が分からないという方は、簡単セルフチェックを参考にして下さい。
わきが(腋臭症)とは?
わきがとは「腋臭症(えきしゅうしょう)」とも呼ばれており、脇から独特なニオイが発生するのが特徴です。
脇の下には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類の腺があります。
一般的に、エクリン汗腺から分泌される汗は夏の暑い時にかくような一般的な汗ですが、アポクリン汗腺から 分泌する汗は「ワキガ臭」の原因となります。
エクリン汗腺
エクリン汗腺から分泌される汗には、1%に塩分やアンモニアなどが含まれていますが、99%が水分であるため、粘り気もなくほぼ無臭です。
ただ、衣服・下着に付着して雑菌が繁殖すると、汗臭い臭いがします。
汗を分泌することによって熱を放出し、体温の調節をする役割があります。
エクリン汗腺は全身に存在し、運動をした時や夏の暑い時などに汗を分泌します。
アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から分泌される汗には、タンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分などが含まれており、粘り気があるのが特徴です。
汗自体にもともと臭いはありませんが、分泌された後に汗や皮脂が混ざり合い、さらに皮膚の常在菌によって分解されることで、独特の臭い「ワキガ臭」を発します。
アポクリン汗腺は誰にでもあるものですが、ワキガ臭が強い人は、このアポクリン汗腺が大きい、または多く存在しているなどの特徴があります。
多汗症とは?わきがとの違いは?
多汗症とは、2種類の汗腺のうち「エクリン腺」から大量に汗が分泌される状態を言います。
通常は、体温調節のために暑い時や運動をした時などに適度に汗を分泌します。
しかし、多汗症の人の場合、リラックスしている状態の時や冬の寒い時でも汗をかいたり、衣服に汗ジミができるほど過剰に汗が分泌されるなどの特徴があります。
多汗症は脇だけでなく、手のひらや足の裏、額などの汗腺が密集している部位にも症状があらわれます。
多汗症とわきがの違い
わきがはアポクリン汗腺から分泌される「汗の臭い」であるのに対し、多汗症はエクリン腺から分泌される「汗の量」になります。
わきがの人は多汗症を併発しているケースも多くあります。
脇だけじゃない?チチガ・スソわきがとは?
アポクリン汗腺は、腋だけじゃなく、乳輪周辺・陰部・肛門周辺・耳の中などにも存在します。
腋と同じように、「ワキガ臭」と呼ばれる独特なニオイを発生させる場合があります。
ワキガ臭はヒトが動物であった時代のフェロモンの名残であるので、性に関与する部位から発生しやすいです。
性的な興奮によってアポクリン汗腺が刺激されるため、性行為後に特にニオイが強くなる事もあるようです。
チチガとは?
チチガとは「乳輪周囲臭症」とも呼ばれており、乳輪周辺にあるアポクリン汗腺から出る汗が、皮膚の常在菌によって分解されることで独特なニオイを発します。
スソわきがとは?
スソわきがとは「外陰部臭症」とも呼ばれており、外陰部にあるアポクリン汗腺から出る汗が、皮膚の常在菌によって分解されることで独特なニオイを発します。
自分はワキガ?簡単セルフチェック
脇のニオイは気になっているけど、「ワキガかどうか?」がはっきり分からないという方は、以下の項目をチェックしてみて下さい。
当てはまる項目の数が多いほどワキガの可能性は高いと言えます。
✔ 脇から独特なニオイがする
✔ 衣服に黄色い汗ジミが付く
✔ 脇に白い粉がついている
✔ 湿った耳垢が出る
✔ 周りの人から臭いを指摘された事がある
✔ 両親または親族にワキガの人がいる
✔ 汗の量が異常に多い
わきがを発症する主な3つの原因
わきがを発症する原因は、大きく分けて以下の3つの原因によるものと考えられます。
遺伝によるもの
わきがは約60%遺伝するので、親や親族にわきがの人がいる場合は、わきがを発症する可能性が高くなります。
両親共にわきがである場合には、片親だけがわきがである場合に比べて、高い確立で遺伝すると言われています。
遺伝により先天的にアポクリン腺の数が多い、またはアポクリン腺が大きいなどの特徴があり、強くニオイを発しやすくなります。
生活習慣の乱れによるもの
睡眠不足や運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れは、ホルモンバランスが崩れる要因になります。
ホルモンバランスの崩れにより、男性ホルモンが異常に増え、アポクリン汗腺が発達してわきがのリスクが高まると言われています。
(男性に較べて量的には少ないですが、女性にも男性ホルモンが存在します。)
性ホルモンの影響によるもの
アポクリン腺は、男性ホルモンの影響で発達するとの説があります。
そのため、体質的に男性ホルモンの分泌が多い人は、わきがになりやすい可能性があるのです。
また、わきがは思春期に発症しやすい傾向があるため、性ホルモンのバランスの変化も影響していると考えられます。
性ホルモンのバランスの変化でアポクリン汗腺が活発化し、わきがを発症するケースもあります。
女性の場合は、妊娠や出産・生理などの性ホルモンの影響を受けやすい時期に、わきがの症状が強く出ることがあります。
わきが・多汗症の主な治療方法と種類
わきが・多汗症の治療方法にはいくつかの種類があるため、自分の症状にあった適切な治療方法を選択する必要があります。
まずは、どのような治療方法があるのか主な治療内容を以下にご紹介します。
外用薬・内服薬
こちらは、わきがや多汗症の根本的な治療ではなく一時的な対処療法になります。
副作用のリスクも少なく手軽に行えるというメリットはありますが、あくまで症状を和らげる治療法となります。
外用薬
外用薬には、発汗を抑えるものとニオイを抑えるものがあり、いずれも汗が出る患部に直接塗るタイプのものになります。
塩化アルミニウム成分や抗生物質を含んだものなどがあり、塗布することで一定期間、汗やニオイを抑えることが可能です。
ただ、効果を持続させるためには使い続ける必要があります。
内服薬
内服薬には、抗コリン薬と言われるもので、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制し一時的に発汗を抑えるものがあります。
内服薬なので全身に効果がありますが、口の渇きや眠気、体がほてるなどの副作用があります。
また、効果の持続は4~5時間程度なので1日に数回服用する必要があります。
ボトックス注射
ボトックス注射は、患部にボツリヌストキシンという成分を浸透させ、神経伝達物質であるアセチルコリンを抑制し、汗を分泌するエクリン汗腺の働きを抑える治療法です。
アポクリン腺へ直接作用するわけではなく、汗による臭いの拡散を防いで患部を乾燥した状態に保ち、菌の繁殖を抑制することでニオイを軽減するといった効果があります。
注射による治療のため、施術時間も短く比較的費用も安いので、手軽に治療できるといったメリットがあります。
ただ、こちらの治療もあくまで発汗を抑える治療で、わきがの治療にはなりません。
切開手術
切開手術は、わきが・多汗症を根本的に治療するために行われる、わきが治療の中でも最も効果の高い治療法です。
切開手術により、汗や臭いの原因となるアポクリン汗腺とエクリン汗腺を切除するため、再発することもほぼありません。
切開手術にも数種類の方法がありますが、当院で採用しているのは「反転剪除法」と「イナバ式皮下組織削除法」です。
反転剪除法(切開法)
反転剪除法(切開法)は、ワキの下を5cm程切開して皮膚を裏返し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を医師が目で確認しながら直接取り除く施術になります。
確実にアポクリン腺とエクリン腺を切除する事ができ、最も効果が高い治療法ですが、汗腺を100%除去することはできません。
しかし、エクリン腺は約50~60%、アポクリン腺は約80~90%を除去することが可能なため、重度のわきがの方にも確実性の高い治療法です。
イナバ式皮下組織削除法
イナバ式皮下組織削除法は、ハサミのような形をした特殊な器具を用いて汗腺組織を除去する施術です。
ローラーのついた側で皮膚を押し、もう一方の刃のついた側を3~4cmワキを切開した部分から内側に入れて、 皮膚を挟み込んで動かし内側の組織を削りとります。
皮膚を厚さ1mm程度まで薄く削り取り、汗腺組織や皮脂腺を取り除くことができるため、アポクリン腺やエクリン腺の再生がほぼ起こりません。
反転剪除法(切開法)と同様に効果が高い治療法です。
切開法まとめ
以上の様に効果は高いのですが、欠点も多いです。
傷が3~5㎝残ります。
傷が綺麗に治ってくれたら良いのですが、ひきつれを生じると暫くは腕を挙げれません。
血腫(分かり易い例として、頭をぶつけた時に生じるコブ。)が生じやすいのです。
感染して膿が溜まりやすいです。
効果を高めるために積極的に除去率を高めるとどうしても皮膚が薄くなり、皮膚に栄養が行き渡らなくなったり、皮膚に穴が開いたり、皮膚が永続的に変色したりします。
また、薄くなった皮膚を保護するために皮脂の分泌が促進されます。
体質によってはこの皮脂が臭う場合があり、手術によってわきがの臭いは改善されたけど皮脂の臭いが酷くなることも多々あります。
皮脂を分泌する皮脂腺は、アポクリン腺やエクリン腺より皮膚の浅層に存在するために手術では除去出来ません。
以上より、あまりにも若年者の方に当然ながら適応はありません。
ビューホット・ミラドライ
ビューホット・ミラドライは、高周波や電磁波を利用した『皮膚を切らずに治療できる』わきが・多汗症の治療法です。
切らずに治療ができるため患部に傷跡が残ることもなく、さらに半永久的な効果を得ることが可能です。
当院で採用している治療器「ビューホット」と「ミラドライ」について詳しくご紹介します。
ビューホット
ビューホットは、特殊な高周波を汗腺組織のみにダイレクトに照射して破壊し、わきがや多汗症を改善することができます。
治療には、極細針が36本並んだ専用のカートリッジニードル(照射針)を使用し、先端に取り付けられた冷却板で皮膚を冷却しながら高周波を照射していきます。
ミラドライⅡ
ミラドライⅡは、マイクロ波(電磁波)を照射し、アポクリン腺・エクリン腺の2種類の汗腺を破壊して、わきが・多汗症の両方に効果を発揮することができます。
マイクロ波は、水分に反応して熱を発する特長があるため、水分の多いアポクリン腺と汗を分泌するエクリン腺だけに反応して組織を破壊することができます。
また、マイクロ波は広範囲に照射することが可能で、なお且つ均一に照射されるため、周辺組織にダメージを与えることなく、2種類の汗腺にしっかりと焦点を当てることが可能です。
さらに、ハイドロセラミック・クーリングという機能によって、表皮から真皮にかけて冷却しながら照射するため、火傷のリスクや肌への負担も少なく、安全に施術を受けることができます。 当院が導入している「ミラドライⅡ」は、従来の「ミラドライ」より最大出力が高くなっているため、さらに高い効果が期待できます。
わきが・多汗症治療にかかる費用は?
わきが・多汗症の治療にかかる費用は、どのような治療法を選択するかによって変わってきます。
当院のわきが・多汗症治療の料金は以下の通りです。
【当院のわきが・多汗症治療】治療法別の料金表
※ミラドライⅡは純正チップ代、局所麻酔代、薬代全て込みの料金です。
治療法 | 治療項目 | 料金 |
---|---|---|
ボトックス注射 | ワキ(多汗症)ボトックス | ¥60,500 |
切開手術 | イナバ式皮下組織削除法 | ¥440,000 |
反転剪除法 | ¥330,000 | |
ビューホット | ビューホット(手の平) 全身麻酔 |
¥440,000 ¥110,000 |
足の裏 全身麻酔 |
¥440,000 ¥110,000 |
|
手の平+足の裏 全身麻酔 |
¥660,000 ¥110,000 |
|
ミラドライⅡ | 両ワキ | ¥330,000 |
両ワキ2回目 | ¥165,000 | |
VIO | ¥440,000 | |
乳輪周囲 | ¥330,000 | |
両ワキ+VIO | ¥660,000 | |
両ワキ+VIO+ 乳輪周囲 | ¥880,000 |
どの治療法を選ぶべき?わきが・多汗症治療の選び方
治療法は自分の症状のレベルに合わせて選ぶことが重要ですが、それぞれの治療法によって、効果や費用、ダウンタイムなども異なるため迷う方も多いのではないでしょうか。
選び方のポイント、症状レベルに合わせたおすすめの治療法を以下にまとめてみました。
まずは自分の症状がどの程度かをチェック
わきが・多汗症の症状にも軽度から重度まであります。
まずは、自分がどれくらいの症状なのかを、以下を参考にチェックして下さい。
✔ 軽度のわきが・多汗症の人
- 普段はあまり気付かないが服を着替える時などに臭う
- 鼻を近づけるとニオイを感じる程度
- 人からはニオイを指摘された事がない
✔ 中度のわきが・多汗症の人
- 上着やコートなどを脱いで薄着になると臭う
- 鼻を近づけなくてもニオイを感じる事がある
- 衣服に黄色い汗ジミがついている事がある
- 締め切った空間や距離が近い場合は人に気付かれる
✔ 重度のわきが・多汗症の人
- 上着やコートを着ていても臭う
- 締め切った空間では強いニオイが充満する
- 人と1m以上離れていてもニオイに気付かれる
- 人からニオイを指摘されたことがある
【軽度】一定期間発汗を抑えるボトックス注射
症状が軽度の場合は、制汗剤や外用薬などでも対処できる場合もありますが、気になる方はボトックス注射がおすすめです。
ボトックス注射は、エクリン汗腺の働きを抑える治療法なので多汗症の方にも効果的です。
根本的な治療法ではありませんが、治療後2~3日で効果があらわれ、その後4~6ヶ月持続するため、症状が軽度の場合は十分対処できるかと思います。
ただ、症状がまた気になり始めたら再度治療をする必要があります。
【中度~重度】根本から治療できるミラドライ・切開手術
症状が中度~重度になると、日常生活に支障をきたすケースも多いため、根本的に治療できる方法を選択する方が良いかと思います。
汗腺を切除する切開手術、または汗腺組織を破壊するミラドライがおすすめです。
わきが・多汗症の原因となる汗腺を取り除くまたは破壊する事で、確実な効果が期待でき、さらにその効果が半永久的に持続します。
『効果・傷跡・ダウンタイム・費用』重視するのは?
いくら効果が高い治療法とは言え、費用が高い、ダウンタイムが長い、手術が怖いなどといった理由から、なかなか治療に踏み切れない方もおられるかと思います。
治療法を選ぶ際は、ご自身の生活スタイルや費用面なども考慮して治療方法を選ぶ事も大切です。
以下の表にまとめたそれぞれの治療法の特徴を参考に、重視するポイントやライフスタイルなど、ご自身に合った治療法を検討してみて下さい。
※以下は当院の治療方法の内容をまとめています。効果やダウンタイムには個人差があります。
ボトックス注射 | 反転剪除法 | イナバ式皮下組織削除法 | ビューホット | ミラドライ | |
---|---|---|---|---|---|
治療内容 | ボトックスが発汗神経からエクリン腺への発汗伝達を阻止し汗を抑える | 皮膚を切開し汗腺組織を除去する | 皮膚を切開し汗腺組織を除去する | 高周波を照射して汗腺組織を破壊する | 電磁波を照射して汗腺組織を破壊する |
適用部位 | 腋窩 | 腋窩 | 腋窩 | 手の平 足の裏 |
腋窩 乳輪 VIO |
効果 | 約4カ月~6カ月 | 半永久 | 半永久 | 半永久 | 半永久 |
施術時間 | 10分 | 120分 | 90分 | ・両手の平60分+冷却20分 ・両足底60分+冷却20分 |
・両ワキ60分+冷却20分 ・乳輪40分+冷却20分 ・VIO60分+冷却20分 |
ダウンタイム | ほぼない | ある | ある | ほぼない | ほぼない |
傷跡 | 残らない | 残る | 残る | 数ヶ月のみ残る | 残らない |
施術中の痛み | ある (※笑気麻酔あり) |
ある (※笑気麻酔+局所麻酔あり) |
ある (※笑気麻酔+局所麻酔あり) |
ある (※静脈麻酔、全身麻酔あり) |
少ない (※笑気麻酔+局所麻酔あり) |
料金 | ¥60,500 | ¥330,000 | ¥440,000 | ¥440,000 | ¥330,000 |
メリット | ・治療時間が短い ・費用が安い ・手軽に治療ができる |
・根本的な治療が可能 ・重度のわきがにも効果が高い |
・根本的な治療が可能 ・重度のわきがにも効果が高い |
・治療時間が短い ・傷跡が残らない |
・根本的な治療が可能 ・治療時間が短い ・傷跡が残らない ・ダウンタイムが短い ・重度のわきがにも効果が高い ・唯一、皮脂臭にも効果がある ・唯一、若年者にも施術できる |
デメリット | ・根本的な治療ではない ・効果が切れると再度治療が必要 |
・傷跡が残る ・ダウンタイムが長い ・費用が高い |
・傷跡が残る ・ダウンタイムがある ・費用が高い |
・痛みが強い ・費用が高い ・感覚神経を損傷してしまう危険性があるため、出力を絞らざるを得ない |
・費用が高い |
以上より総合的に『ミラドライ』がおすすめです。
傷跡が気になる方には『ミラドライ』がおすすめ!
反転剪除法やイナバ式皮下組織削除法などの切開手術は、高い効果が期待できる治療法ですが、傷跡が残るという大きなデメリットがあります。
そのため、「術後の傷跡がどうしても気になる」 「傷跡を残さずに治療したい」 という人には、ミラドライがおすすめです。
また、ミラドライは傷跡が残らないだけでなく、治療時間も短くダウンタイムもほぼないため、仕事や生活へ支障をきたすこともありません。
さらに、一度治療を行うと再発する可能性はほぼなく、半永久的に効果が持続するため、わきが・多汗症の治療で何度も通院するなどといった手間もかかりません。
費用はかかりますが、傷跡を残すことなく、なお且つしっかりと効果を実感したい人、忙しくてなかなか治療に時間を費やすことが出来ない人などにはおすすめの治療法です。
治療以外に自分でも出来るわきが予防
ここまで、治療方法についてご紹介してきましたが、治療以外でも自分でできるわきが・多汗症の予防法があります。
症状が重度の場合は、根本的に治療しないとあまり効果を感じないかもしれませんが、生活習慣を改善する事で症状を抑えられる可能性はあります。
規則正しい生活と適度な運動を心がける
睡眠不足は、ホルモンのバランスの乱れにつながり、アポクリン汗腺を活発化させる原因になるため、規則正しい生活をすることも大切です。
また、体の中の老廃物は細菌の繁殖やニオイの原因になりますが、適度な運動をすることで、体の中の老廃物は排出されやすくなります。
症状を悪化させる原因を作らないよう、規則正しい生活と適度な運動を心がけましょう。
バランスの取れた食生活を心がける
皮膚の常在菌は皮脂を分解して増えるため、皮脂の分泌が増えると、ワキガのニオイが強くなる恐れがあります。
『1日2食しか食べない』、『1回に高カロリーな食事をとる』、『肉中心の食生活』などは皮脂分泌を活発にします。
1日3食規則正しく、栄養バランスの取れた食事を取ることも予防につながります。
過度な飲酒、喫煙は避ける
過度な飲酒は、カロリー過多になることで皮脂の分泌を促します。
また、喫煙は血管の収縮を招いて肌への栄養供給を低下させ、肌のバリア機能に悪影響を及ぼします。
そして、肌がダメージを受けることで皮脂の分泌が活発になり、皮膚の常在菌が増える恐れがあります。
出来る限り飲酒や喫煙は控え、健康的な体を維持することも、わきがや多汗症の予防につながります。
ストレスをためない
強いストレスは自律神経のバランスを崩すと同時に、ホルモンバランスも崩します。
その結果、男性ホルモンの分泌が活発になり、アポクリン腺の発達が促される恐れがあります。
十分かつ良質な睡眠、趣味を楽しむ、適度な運動などでストレスをこまめに解消するようにしましょう。
臭いを抑える自分で出来るわきが対策
すぐに治療する事はできないが、少しでも「わきが臭」を軽減したいという方に、自分で出来る対策法をご紹介します。
汗はすぐに拭く
汗が分泌され、皮膚の常在菌が分解される事で強いニオイを発します。
そのため、汗をかいたらすぐに清潔なハンカチやタオル、汗拭きシートなどでしっかり拭き取るようにして下さい。
シャワーを浴びることができる状況なら、洗い流す方がより効果的です。
ニオイの原因となる汗をすぐに取り除き、出来るかぎり肌を清潔に保つようにしましょう。
制汗剤を使う
制汗剤は汗の分泌を抑え、一時的にニオイを軽減することが可能です。
制汗剤には、患部を冷やしたり汗腺を塞いだりするもの、抗菌作用のあるものなどがあります。
また、直接塗るタイプのものや、スプレータイプ、シートタイプなど市販品にもさまざまな種類があります。
出かける前や外出先、運動する前など、状況に合わせて使用できるように、色々なタイプの物を揃えておくと良いかもしれませんね。
脱毛をする
脇毛に汗が絡まると、脇の周辺が蒸れて常在菌が増え、わきがのニオイも強くなります。
そのため、脇毛はこまめに除毛する、または脱毛するのがおすすめです。
剃毛による脇毛処理は、肌にダメージを与え、バリア機能の低下から皮脂の分泌が活発になり、逆効果になる可能性があるので控えましょう。
神戸三宮周辺でわきが、多汗症治療なら神成美容外科へ!
予防法を実践したり対策する事で症状を軽減する事は可能ですが、わきがや多汗症は根本的な治療をしなければ、自然に治癒することはありません。
わきが・多汗症の悩みから解放されたいなら、やはり治療がおすすめです。
当院では料金は全て一律、カウンセリング無料で、お一人お一人の患者様にあった技術とサービスを提供していく事を最優先にしております。
数ある美容外科の中から当院を選んで頂いたという感謝の気持ちを込めて、常に患者様に接しておりますので、神戸三宮周辺でわきが(多汗症)治療をお考えなら、是非カウンセリングにお越し下さい。
そのままにしておくと、ニオイや汗を気にするあまり、それが強いストレスとなり、ますます症状が悪化する恐れもあります。
今回ご紹介したように、わきが・多汗症にもさまざまな治療法がありますので、一人で悩まずに、まずは相談してみましょう。