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ワキガ手術で失敗する事はある?手術後の状態やリスクを医師が解説!

ミラドライ表記について

当院のHP等で表記されるミラドライとは、特に注釈がない限り『ミラドライⅡ』を指します。

ワキガ手術の失敗とは?考えられる原因は?

ワキガ手術で失敗はある?手術後の状態・リスクやデメリット

ワキガ手術に関して、ネット上で「手術をしたのに臭いが残っている」「手術後しばらくして再発した」など、手術の失敗を疑うような書き込みを見かける事もあり、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
ワキガ手術(切開手術)が、数あるわきが治療の中でも最も効果が高い治療法である事は確かです。
しかし、ワキガ手術による失敗や再発の可能性はゼロではありません。
また、手術を受けるにあたっては、ワキガ手術のリスクやデメリットについて十分に理解しておかないと、満足のいく結果が得られない場合もあります。
今回は、ワキガ手術で失敗や後悔をしないために、失敗の原因、リスクやデメリット、失敗しないためのポイントについて詳しくご紹介します。

ワキガ手術の失敗とは?考えられる原因は?

まずは、ワキガ手術後どのような状態を失敗と言うのか、また、失敗や再発が疑われるケースで考えられる原因について解説します。

そもそもワキガ手術の失敗とは?

わきがの手術後に「失敗なのでは?」と感じてしまうケースとしては、

  • 手術をしたのにまだ「わきが臭」が残っている
  • 手術後しばらくして臭いが戻ってきた
  • 術後の傷跡が想像以上に大きく残っている
  • 術後の副作用がひどい・腕に違和感を感じる
  • わきが臭は気にならなくなったが皮脂臭が気になり出した

などが挙げられます。
上記の失敗例として挙げられるケースは、確かに医師の判断や施術ミスなどによるいわゆる失敗の可能性もあります。
しかし中には、実際には失敗ではなく、想像していた手術後の状態ではなかったという「ワキガ手術に対する認識不足」である場合もあります。
では、失敗が疑われるケースで考えられる原因について詳しく見ていきましょう。

ワキガ手術したのに臭う原因は?

ワキガ手術したのに臭う原因は?

失敗と感じてしまうケースとして最も多いのが、ワキガ手術をしたのに臭いが改善されない、効果を実感できない場合です。
その原因としては、

  • 医師の技術不足(汗腺の除去が少なかった)
  • 医師の説明不足(汗腺を100%除去する事はできない、わきが臭より皮脂臭が強い、手術後に皮脂臭が強くなる事がある等)

などが考えられます。

医師の技術不足(汗腺を除去しきれていない)

医師の技術不足(汗腺を除去しきれていない)

わきがを根本的に治療するには、わきがの原因となるアポクリン汗腺をしっかりと除去する必要があります。
通常、ワキガ手術では全体の約80~90%のアポクリン腺を除去することが可能です。
医師が確認しながら確実にアポクリン腺を除去していれば、大幅な症状の改善が期待できるものです。
しかし、アポクリン腺をより多く取り残してしまう場合もあります。

また、術後の傷口を小さくするために施術範囲を狭くし、汗腺を除去しきれていない部位が多いといったケースもあります。
上記のように、アポクリン腺の除去が不十分だと、術後に取り残した汗腺が再び活動を始め、臭いが改善されないという結果になります。 あと、汗腺より皮膚の浅層にある皮脂腺は手術で除去出来ません。
体質によってはこの皮脂腺から分泌される皮脂が臭うこと(皮脂臭)がありますが、皮脂臭は手術で改善出来ません。

更に、手術によってダメージが生じた皮膚を保護するために皮脂の分泌が促進される事も多く、この皮脂が臭う場合も少なくありません。
つまり、手術によってわきが臭は減ったけど、逆に皮脂臭は増えた場合がよくあります。

医師の説明不足(汗腺を100%除去する事はできない)

医師の説明不足(汗腺を100%除去する事はできない)

ワキガ手術では、約80~90%のアポクリン腺を除去することは可能ですが、100%除去する事はできません。
また、多汗症の原因となるエクリン腺に関しては、一度の手術で約50~60%しか除去する事はできません。
そのため、症状が重度の方の場合など、手術後に残りの汗腺による汗や臭いが気になるケースもあります。
基本的には、汗や臭いの原因となる汗腺の大半を除去することが可能なため、症状のひどい方でも十分な効果を実感出来ます。

しかし、医師による説明が不十分だと「完全に臭いがなくなると思っていたのに、臭いが残っている…」と、効果を実感できないと感じる場合もあります。

上記の
『汗腺より皮膚の浅層にある皮脂腺は手術で除去出来ません。 体質によってはこの皮脂腺から分泌される皮脂が臭うこと(皮脂臭)がありますが、皮脂臭は手術で改善出来ません。 更に、手術によってダメージが生じた皮膚を保護するために皮脂の分泌が促進される事も多く、この皮脂が臭う場合も少なくありません。 つまり、手術によってわきが臭は減ったけど、逆に皮脂臭は増えた場合がよくあります。』
等は手術前の事前の説明がないと色々と誤解されやすいです。

ワキガ手術で後遺症が残る事もある?

ワキガ手術後の傷跡や副作用なども、自分が想像していた以上だと失敗と感じる原因になります。
ワキガ手術後の傷跡や、副作用・合併症などに関しては後で詳しく解説しますが、ワキガ手術による後遺症のリスクはゼロではありません。
ワキガ手術で後遺症が残る原因としては、

  • 血管や神経を傷つけてしまった
  • 術後の注意事項を守らなかった
  • 副作用・合併症などの適切な治療をしなかった
  • もともとの体質が影響した

などが挙げられます。
しかし、このような後遺症のリスクは、ワキガ手術に限らずどんな手術にもあります。
基本的には、信頼できる医師による施術であれば、ワキガ手術の失敗で重篤な後遺症が残るようなケースはほぼないと言えます。

まず知っておくべき!ワキガ手術後の状態やリスク

まず知っておくべき!ワキガ手術後の状態やリスク

ここまでご説明させて頂いたように、ワキガ手術には失敗の可能性や後遺症のリスクもあります。 手術を受ける前に、まずはリスクやデメリットなどについて、しっかりと理解しておく事が重要です。

ワキガ手術後は傷痕が残る

ワキガ手術は、皮膚を切開して汗腺を除去する治療法であるため、術後は患部に傷痕が残ります。
ワキガ手術(切開手術)にもいくつかの種類があり、その手術方法によって多少違いはありますが、およそ3cm~5cm程度の傷跡が残ります。
手術後は時間の経過とともに、徐々に傷跡も目立たなくなってきますが、体質などの影響で傷跡が目立つ状態が長く続く場合もあります。

ワキガ手術後は仕事や生活に支障が出る

ワキガ手術後は患部を固定するため、あまり動かす事ができず、安静にしておく必要があります。
抜糸が終わるまで(約3日~7日程度)は、極力安静にする必要があり、どうしても生活に支障が出てしまいます。
仕事の内容によっては休職などが必要な場合もあるでしょう。
一般的な日常生活はできますが、合併症などのリスクも考えると、手術後に十分な安静期間を作れるよう、手術を受ける時期などもしっかり検討する必要があります。

ワキガ手術の副作用・合併症

ワキガ手術の副作用・合併症には以下のようなものがあります。

副作用・合併症 症状・回復期間
腫れ、むくみ ・腫れ、むくみなどの症状はほとんど出ます。
・通常、数週間程度で回復します。
痛み、しびれ ・痛みやしびれを伴う場合があります。
・通常、痛みは数日で回復します。また、鎮痛剤でコントロールすることも可能です。
・しびれは回復までに数ヶ月要する場合があります。
内出血 ・内出血の症状が出る場合があります。
・通常、2~3週間程度で回復します。
色素沈着(黒ずみ) ・皮膚のダメージにより、色素沈着を起こしやすくなります。
・通常、6~12ヶ月程度で徐々に改善されてます。また、外用薬による早期改善も可能です。
拘縮(皮膚の引きつれ) ・皮膚の引きつれを起こしやすくなります。
・通常、数ヶ月程度で徐々に改善されます。また、抜糸後ストレッチやマッサージなどで早期改善も可能です。
知覚鈍麻、知覚過敏(感覚異常) ・皮膚の感覚異常が起こる場合があります。
・通常、数ヶ月で徐々に回復します。
血腫 ・血腫(頭をぶつけた時に生じるコブのようなもの)が生じる場合があります。
・血腫が生じた場合には、除去手術が必要になる事もあります。
ケロイド ・体質によりケロイド(傷痕が盛り上がる状態)が生じる場合があります。
・ケロイドが生じた場合には、治療や手術が必要になる事もあります。
皮脂臭 ・皮脂の分泌が促進され分泌される皮脂が増えるため、皮脂臭が増える場合も多いです。

上記以外にも、ワキガ手術により皮脂の分泌が促進され、皮脂の臭いが酷くなるなどの症状が現れる可能性もあります。
また、エクリン腺を除去したことにより、手術した場所以外の部分の汗が増える「代償性発汗」と呼ばれる症状が出る場合もあります。
ワキガ手術の副作用・合併症の症状は、ほとんどの場合は徐々に改善されていきますが、体質によっては長期間にわたって症状が改善されなかったり、後遺症として残る可能性はあります。

ワキガ手術のリスク・デメリットまとめ!

わきが治療において、高い効果が期待できるワキガ手術ですが、リスクやデメリットも少なくありません。
ワキガ手術のリスクやデメリットを以下にまとめましたので、十分理解した上で手術を検討しましょう。

ワキガ手術のリスク・デメリット
  • 施術時間が長い(約90分~120分)
  • 皮膚を切開するため、術後は傷跡が残る
  • ダウンタイムが長く、仕事や生活に支障が出る
  • 術後、固定除去や抜糸、経過観察などの通院が必要
  • 後遺症が残る可能性がある

ワキガ手術で失敗や後悔しないためには?

ワキガ手術で失敗や後悔しないためには?

ワキガ手術で失敗や後悔をしないために、手術を受ける前に以下のポイントに注意しましょう。

信頼できるクリニックを選ぶ

満足のいく効果を得るためには、手術の際にしっかりと汗腺を除去することが大切です。
医師の経験や技術が重要になってきますので、ワキガ手術を受けるクリニックは慎重に選びましょう。
「わずかな傷で施術可能」「施術時間が短い(約30分以内など)」などのクリニックで手術を受けると、施術範囲が狭く、汗腺の除去が不十分になる可能性もあるため注意が必要です。

少なくとも私(上田院長)の腕では、それで患者様にご満足頂ける結果は出せないです。

カウンセリングをしっかり受ける

ワキガ手術に対する認識不足は、術後に効果を実感できない原因となる場合があります。
どういった手術で、どれくらい治療効果があるのか、手術のリスクや治療後の経過など、自分が納得いくまでしっかりとカウンセリングを受けましょう。
もし、医師の説明が不十分に感じるなど、カウンセリングで不安が残る場合は、クリニックを変更する、または別の治療法を考える事も検討した方が良いでしょう。

術後は医師による注意事項をきちんと守る

術後、医師による治療後の注意事項しっかり守らないと副作用が長引いたり、後遺症が残る可能性があります。
特に、術後の固定期間や抜糸までの期間は、出来る限り安静にすることが大切です。
副作用による症状がある場合には、激しいスポーツなどは1カ月以上控える必要があります。

自分にとって最適な治療法を選ぶ

わきが治療をするにあたって十分な効果を実感するためには、自分の症状に合わせた最適な治療法を選ぶことが最も大切です。
不安や疑問を抱えたまま治療を受けると、満足のいく効果が得られない可能性も高くなります。
治療の効果だけでなく、費用やダウンタイム、治療によるリスクなど、自身が希望する治療法であるかを総合的に判断した上で選びましょう。

当院のワキガ手術とおすすめの治療法

当院のワキガ手術とおすすめの治療法

当院のワキガ手術(切開手術)は、「反転剪除法」と「イナバ式皮下組織削除法」を採用しています。
ただ、手術によるわきが治療は、体への負担やリスクも大きいため、当院では最新の治療法であり、リスクやデメリットも少ない『ミラドライⅡ』のよる治療をおすすめしています。

反転剪除法(切開法)・イナバ式皮下組織削除法

「反転剪除法」と「イナバ式皮下組織削除法」の、手術の詳細については以下の通りです。

反転剪除法 イナバ式皮下組織削除法
施術方法 ワキの下を5cm程切開して皮膚を裏返し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を医師が目で確認しながら直接取り除きます。 ハサミのような形をした特殊な器具を用いて汗腺組織を除去する施術です。
ローラーのついた側で皮膚を押し、もう一方の刃のついた側を3~4cmワキを切開した部分から内側に入れて、 皮膚を挟み込んで動かし内側の組織を削りとります。
処方薬 抗生剤・鎮痛剤 抗生剤・鎮痛剤
通院期間 ・固定除去 3日~7日後
・抜糸 1~2週間後
・経過診察 1ヶ月後・3ヶ月後
・固定除去 3日後
・抜糸 1週間後
・経過診察 1ヶ月後・3ヶ月後
ダウンタイム ・腫れ 数週間
・痛み 数日(鎮痛剤でコントロール可能です)
・内出血 2~3週間程度
・ワキの色素沈着 6~12ヶ月程度
・ワキの拘縮 数ヶ月程度
・腫れ 数週間
・痛み 数日(鎮痛剤でコントロール可能です)
・内出血 2~3週間程度
・ワキの色素沈着 6~12ヶ月程度
・ワキの拘縮 数ヶ月程度
シャワー・入浴 ・シャワー
当日~7日間は固定部分を濡らさなければ可能です。

・入浴
抜糸後から可能です。
・シャワー
当日~3日間は固定部分を濡らさなければ可能です。

・入浴
抜糸後から可能です。
術後の注意事項 ・固定除去までご自身で外さず、ワキを締めて腕を上げない様安静を心がけてください。

・3日~7日後固定除去後も創部の抜糸が終わるまでは、ワキをあまり動かさず、極力安静にしてください。

・抜糸後、内出血・腫れ・むくみ・知覚鈍麻・知覚過敏等の症状がある場合は、1~3ヶ月ほど激しいスポーツなどはお控えください。

・一時的にワキのひきつれ・プリーツ状の瘢痕拘縮があり、硬さが気になりますが、抜糸後よりストレッチやマッサージを行うと早く改善します。

・ワキの色素沈着がありますが6~12ヶ月で徐々に改善します。早期に改善されたい方は、お薬を処方させていただくことも可能です(別途費用要)。

・ワキ~前腕にかけて知覚鈍麻・知覚過敏が起こることもございますが数ヶ月で徐々に回復します。
・3日後の固定除去までご自身で外さず、ワキを締めて腕を上げない様安静を心がけてください。

・3日~7日後固定除去後も創部の抜糸が終わるまでは、ワキをあまり動かさず、極力安静にしてください。

・抜糸後、内出血・腫れ・むくみ・知覚鈍麻・知覚過敏等の症状がある場合は、1ヶ月ほど激しいスポーツなどはお控えください。

・一時的にワキのひきつれ・プリーツ状の瘢痕拘縮があり、硬さが気になりますが、抜糸後よりストレッチやマッサージを行うと早く改善します。

・ワキの色素沈着がありますが6~12ヶ月で徐々に改善します。早期に改善されたい方は、お薬を処方させていただくことも可能です(別途費用要)。

・ワキ~前腕にかけて知覚鈍麻・知覚過敏が起こることもございますが数ヶ月で徐々に回復します。
アフターケア ・術後約3日間ワキの下をガーゼ固定する為、3日後に御来院頂き、固定除去・消毒・診察をさせて頂きます。

・その後、手術7~14日後に創部の抜糸をさせて頂きます。

・必要に応じて固定・抜糸の時期を延長することもございます。その後は1ヶ月・3ヶ月後の検診となります。
・術後約3日間ワキの下をガーゼ固定する為、3日後に御来院頂き、固定除去・消毒・診察をさせて頂きます。

・その後、手術7日後に創部の抜糸をさせて頂きます。

・必要に応じて固定・抜糸の時期を延長することもございます。その後は1ヶ月・3ヶ月後の検診となります。
料金(税込) 330,000円 440,000円

当院おすすめは【切らない治療ミラドライ】

ミラドライⅡ
ミラドライ表記について

当院のHP等で表記されるミラドライとは、特に注釈がない限り『ミラドライⅡ』を指します。

ミラドライは、電磁波(マイクロ波)を利用して、皮膚を切らずに汗腺を破壊する治療方法(治療機器)です。
ワキガ手術(切開手術)と同じく高い治療効果が期待でき、尚且つリスクやデメリットが少ないのが特徴です。

ミラドライをおすすめする理由
  • 効果が半永久的に持続する
  • 皮膚を切開しないため傷跡が残らない
  • 施術時間が短い
  • 施術中の痛みが少ない
  • ダウンタイムはほぼなし
  • 体への負担が少ない
  • すぐに効果を実感できる
  • 元来ある皮脂臭(皮脂腺)にも効く
  • 皮脂臭(皮脂分泌量)が元来より増えない

ワキガ手術の傷跡、ダウンタイムやリスクなどが気になる方は、ミラドライがおすすめです。
ミラドライについては『【ミラドライ】神戸三宮の神成美容外科(切らない多汗症・ワキガ治療)特徴・効果・仕組み』の記事を参考にして下さい。

神戸三宮周辺でわきが、多汗症治療なら神成美容外科へ!

今回は、ワキガ手術の失敗、手術後の状態やリスクなどについて詳しくご紹介してきました。
ワキガ手術で失敗や後悔しないため、また、わきが治療で確実な効果を実感するためには、信頼できるクリニックを選び、カウンセリングをしっかり受けた上で治療を受けることが大切です。
当院では、ワキガ手術だけでなく、お一人お一人の患者様にあった技術とサービスを提供していく事を最優先にしております。
料金は全て一律、カウンセリングも無料で行っていますので、神戸三宮周辺でわきが(多汗症)治療をお考えなら、是非お気軽にご相談下さい。

当サイトの医師監修について

神成美容外科 上田直光 院長

上田直光 院長

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症例写真を掲載しているページにつきましては、施術説明、主なリスク・副作用・料金を表示しております。

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