当院のHP等で表記されるミラドライとは、特に注釈がない限り『ミラドライⅡ』を指します。
【切らない治療】ミラドライとは?
多汗症・わきがの治療にもいくつかの治療方法がありますが、その中でも今注目されているのが、切らない治療『ミラドライ』です。
今回は、当院でも施術を行っているミラドライについて、効果や特徴、仕組みなど詳しくご紹介します。
ミラドライは、電磁波(マイクロ波)を利用して、多汗症やわきがを治療する治療方法(治療機器)です。
電磁波(マイクロ波) を照射し、汗や臭いの原因となる汗腺を破壊する治療法であるため、皮膚を切らずに多汗症やわきがを治療することが可能です。
そもそも多汗症・わきが治療とは?
まず多汗症は、汗を分泌する2つの汗腺のうち「エクリン汗腺」から汗が多量に分泌される状態、わきがは、もう一つの汗腺である「アポクリン汗腺」から分泌される汗が原因となります。
そのため、多汗症やわきがには、この2つの汗腺に対する治療が必要になってきます。
症状が軽いようであれば、汗を抑える対処療法でも症状を抑えることは可能ですが、重度になると汗腺を除去するまたは破壊するなどの根本的な治療が必要です。
多汗症・わきがの主な治療方法としては、
- 外用薬・内服薬・・・患部に塗布するまたは薬を服用し、一時的に汗やニオイを抑える対処療法
- ボトックス注射・・・注射により患部に成分を浸透させて神経伝達物質の働きを抑制し、一時的に汗やニオイを抑える対処療法
- 切開手術・・・手術により皮膚を切開して、汗や臭いの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除く根本的な治療
- 高周波・電磁波・・・高周波や電磁波を利用して、アポクリン汗腺・エクリン汗腺を破壊する根本的な治療
などがあります。
ミラドライの治療の仕組み
前項でご紹介した治療法のうち、電磁波(マイクロ波)を利用した治療法が、今回ご紹介するミラドライです。
では、ミラドライの仕組みについて詳しく解説していきます。
ミラドライは、電磁波(マイクロ波)を照射することで、アポクリン腺とエクリン腺の両方を破壊することが可能です。
仕組み①
多汗症やわきがの原因となる、エクリン腺・アポクリン腺が集中する皮膚層へ電磁波(マイクロ波)を照射して熱を発生させます。
仕組み②
電磁波(マイクロ波) は水分に反応して熱を発する特長があるため、水分がある汗腺にエネルギーが吸収されていきます。
仕組み③
皮膚表面をミラドライの冷却システムにより冷却して保護、汗腺にだけ熱エネルギーを集中させ破壊します。
電磁波(マイクロ波) は、水分の多い2つの汗腺にだけ反応して熱破壊させるため、周辺の皮膚組織にダメージを与えることなく照射することができます。
また、ミラドライは自動的にエネルギーの深さと幅を最適化、広範囲かつ均一に照射することが可能です。
【切らない治療】ミラドライはこんな方におすすめ!
- 汗の量や臭いに悩んでいる
- 多汗症・わきがの根本的な治療がしたい
- 皮脂臭に悩んでいる
- 切開手術には抵抗がある、手術がこわい
- 手術後の傷跡が気になる
- 治療による仕事や生活への影響が不安
- 短期間で治療を終えたい
- 効果が持続する治療を選びたい
- すぐに効果を実感したい
ミラドライの効果と特徴
これまで、多汗症やわきが治療で最も高い効果が得られるのは、切開手術による汗腺除去とされてきました。
しかし、皮膚を切らずに汗腺を破壊して治療を行うミラドライでも、多汗症やわきがの根本的な治療が可能です。
また、皮膚浅層に存在するため手術では切除出来ない皮脂腺から分泌される皮脂の臭いである皮脂臭の治療も可能です。
ミラドライの効果・特徴について詳しくご紹介します。
ミラドライの効果はどれくらい?
ミラドライは、多汗症やわきがの原因となるアポクリン腺とエクリン腺を破壊する治療です。
一度破壊された汗腺は基本的に再生することはない(※成長期の方を除く)ため、治療の効果は半永久的に持続します。
一度の施術ですべての汗腺を破壊する事はできませんが、ミラドライⅡのレベル8での照射は全体のおよそ約90%の汗腺を破壊することが可能なため、十分な効果を得ることが可能です。
ミラドライのダウンタイムは?
ミラドライは、切開手術と違って皮膚を切らずに治療ができるため、施術後のダウンタイムがほぼありません。
治療翌日から入浴も可能(シャワーは当日から可能)で、日常生活に支障をきたすこともありません。
ただ、施術後に多少の腫れや赤み、内出血などの症状は数週間ほど続く場合もあります。
ミラドライ施術中の痛みは?
まず、ミラドライの施術前に、笑気麻酔と局所麻酔(部位によっては麻酔科医の管理下で静脈麻酔)による麻酔をします。
その際に、麻酔による多少の痛みはありますが、施術中は麻酔が効いているためほとんど痛みはありません。
更に、ミラドライは皮膚表面を冷却しながら照射するため、熱感や痛みをほぼ感じることなく施術を受けることができます。
ミラドライの施術の流れ
ミラドライの施術の流れを、以下に簡単にご紹介します。
施術内容に関して詳しくご説明します。
まず、毛穴が分布する箇所にテンプレートを当ててサイズを測ります。
テンプレートに沿って印を付け、その位置に合わせて転写シートで詳細な照射位置を決定します。
ミラドライのメーカーによるガイドラインでは、肘側は最低限の照射を推奨しています。
ミラドライのメーカーによるガイドラインでは、体幹側は最低限の照射を推奨しています。
肘側は、毛穴の分布に一致してアポクリン汗腺・エクリン汗腺も多く分布しているので沢山の照射が望ましいのですが、火傷等のリスクが高いのでメーカーは最低限の照射しか推奨していません。
体幹側は、アポクリン汗腺・エクリン汗腺の分布は少ないですが、メーカーの推奨照射数では心許ないです。
以上より当院では、肘側はリスクを許容出来る範囲内で可能な限り照射数を増やし、体幹側はより確実な効果を出せる範囲内で照射数を増やしています。
マーキングが終わったら、笑気麻酔と局所麻酔を使用して麻酔をしていきます。
(※部位によっては静脈麻酔使用)
麻酔が効いたらマーキングに合わせてミラドライを照射。
照射時間はおよそ40分~60分程度です。
照射後は患部を冷やしてから軟膏を塗布し、ガーゼを貼付して施術完了です。
ミラドライ6つのメリット!
切らない治療ミラドライには、以下のような大きなメリットがあります。
傷跡が残らない
多汗症やわきが治療には、高い効果を得られる切開手術がありますが、患部に傷跡が残ってしまうのが大きなデメリットの一つです。
しかし、ミラドライは皮膚を切ることなく治療することが可能なため傷跡が残りません。
そのため、術後の傷跡が気になる方、人に気付かれずに治療をしたいという方にもおすすめの治療法です。
短時間で治療ができる
ミラドライの施術は短時間で完了するため、多汗症やわきがの治療をしたいけど、忙しくてなかなか時間が取れないという方にも向いています。
ミラドライの施術時間は両ワキでも40分~60分程度、片ワキなら20分~30分程度で完了します。
また、基本的に一度の施術で効果が得られるため、ボトックス注射による治療のように、何度も通院する必要がありません。
ダウンタイムがほぼない
切開手術の後は、患部を固定する期間などが必要となり、また腫れや痛みも伴うため、仕事や日常生活にも支障が出ます。
治療期間として十分な時間を確保できる場合はいいですが、ダウンタイムの長さから治療を躊躇する方も少なくありません。
ミラドライの場合は、ダウンタイムが短く、多少の腫れや赤みなどはあるものの、痛みもほぼないため、治療後もすぐに通常の生活を送る事が可能です。
皮脂臭も唯一治療ができる
皮膚浅層に存在するため手術では切除出来ない皮脂線から分泌される、皮脂の臭いである皮脂臭の治療も可能です。
身体への負担が少なく安全性も高い
ミラドライは、肌を傷つけることなく治療することが可能なため、身体への負担を最小限に抑えることができます。
肌を冷却して保護しながら、汗腺だけに焦点を当てて迅速に治療を行うことが出来るため、施術中の痛みも少なく、短時間で効率良く治療することが可能です。
また、ミラドライは、厚生労働省と米国のFAD(食品医薬品局)から、唯一正式に承認を受けている多汗症・わきがの治療機器です。
効果や安全性に関しても実証されているため、安心して施術を受ける事ができます。
効果が持続する
エクリン腺とアポクリン腺を破壊するミラドライは、汗腺を除去する切開手術に匹敵する効果が期待できます。
基本的に、成長期の方を除いては、破壊された汗腺が再び機能することはないため、その効果も半永久的に持続します。
重度のわきがの方の場合だと、2回治療を行うケースもありますが、ほとんどの方は1回の治療で十分な効果を発揮し、また治療後すぐに効果を実感できます。
※効果の感じ方には個人差があります。
ミラドライのデメリット、リスクや副作用は?
ミラドライⅡは、多汗症・わきがの根本的な治療方法としてメリットの多い治療法ですが、以下のようなデメリットもあります。
続いては、ミラドライⅠのデメリット、リスクや副作用についてお伝えします。
ミラドライのデメリットは費用
ミラドライは、従来の切開手術に比べるとメリットの方が多い治療法ですが、費用の負担が大きいのがデメリットの一つです。
多汗症・わきがの治療費は、治療内容(切開手術をする場合など)で保険適用が可能な場合があります。
しかし、ミラドライは自由診療となるため保険の適用がありません。
クリニックによって費用は異なりますが、ミラドライの費用は30万円~50万円が相場となっています。
重度のわきがの方の場合だと、2回の治療が必要になるケースもあるため、費用の負担が大きくなることもあります。
ミラドライのリスクや副作用は?
ミラドライ照射による痛みや火傷のリスク
治療の際は、麻酔が十分に効いている状態で、更に皮膚を冷却しながら照射するため、熱さや痛みをほとんど感じることなく施術を受けることができます。
また、ミラドライの温度センサーによって、皮膚の温度を監視しながら照射する設計になってるため、火傷のリスクも低く、安全に施術を受けることができます。
ミラドライ治療後の副作用
副作用もほぼありませんが、治療後に以下のような軽度の症状が現れる場合があります。
主な症状と、ダウンタイム(回復期間)は以下の通りです。
- 腫れ・赤み・・・2週間程度
- 痛み・・・3日間程度(※鎮痛剤でコントロール可能)
- 内出血・・・数週間程度
- 和感・知覚鈍麻・・・数週間程度
- 拘縮・色素沈着・・・数ヶ月間程度
ただ、上記の症状は、治療後に処方される軟膏や内服薬で早期に改善することが可能です。
治療した部位の血行が良くなると症状が悪化する可能性があるため、治療後は、飲酒や激しい運動、日光浴やサウナなどは避けるなどの注意は必要です。
ミラドライ治療で失敗や再発の心配は?
ミラドライは、 厚生労働省と米国のFAD(食品医薬品局)から 認可を受けている、効果と安全性が実証されている治療方法です。
ただ、治療の失敗や再発の可能性を疑うケースもあります。
治療後なのに臭いが残っている
治療後なのにあまり効果を感じられない、汗や臭いが残っていると感じる場合があります。
その原因としては、1回の治療で破壊しきれなかった残った汗腺によるものが考えられます。
1回の治療で約9割の汗腺が破壊され、その後再生されることはないため、ほとんどの方は1回で十分な効果を実感できます。
しかし、重度のわきがの方の場合など、破壊しきれなかった約1割の汗腺による汗や臭いがどうしても気になり、あまり効果を実感出来ないケースもあります。
ただ、そういったケースでも、2回目の施術を受けて残りの汗腺を破壊することで確実な効果を実感できます。
治療後しばらくしてから汗や臭いが戻った
治療後すぐに効果を実感できたていたのに、時間が経つにつれ汗や臭いが戻ったと感じるケースもあります。
その原因としては、先ほども申し上げた、破壊しきれなかった汗腺によるものと、成長期の方の場合は再発が考えられます。
破壊しきれなかった汗腺も、治療後はダメージを受けて一時活動を停止します。
その後しばらくして汗腺機能が復活し活動を始めるため、再発したと勘違いする場合があります。
残っている汗腺による汗や臭いは再発ではありませんが、成長期(未成年の時)に治療を受けた場合には、再発する可能性があります。
未成年の場合、身体が完全に発達していない状態であるため、治療後に身体の発達に伴って汗腺機能も活発化し、汗や臭いが再発するケースもあります。
未成年でもミラドライの治療を受ける事は可能ですが、再発をお感じになった場合は、汗腺の発達が終わってから2回目の治療がおすすめです。
ミラドライは脇以外の治療も可能?
多汗症やわきが体質の方の中には、乳輪周辺や陰部の臭いに悩む人も少なくありません。
ミラドライは、そのような脇以外の治療をすることも可能です。
ミラドライは『チチガ・すそワキガ』にも効果あり
わきがの原因となるアポクリン汗腺は、乳輪周辺・陰部・肛門周辺・耳の中などにも存在するため、脇と同じように「ワキガ臭」を発生させる場合があります。
乳輪周辺からワキガ臭を発生させる『チチガ(乳輪周囲臭症)』、外陰部からワキガ臭を発生させる『すそワキガ(外陰部臭症)』などがあります。
特に、VIOなどのデリケートな部位は治療を躊躇する方も多いかと思いますが、ミラドライなら、身体への負担やリスクも低く、1度の治療で十分な効果も期待できます。
ミラドライと他の治療方法との違いは?
多汗症・わきがの治療には、冒頭でご紹介したように、ミラドライ以外にもいくつかの治療方法があります。
他の治療方法とミラドライでは、どのような違いがあるのか、以下に分かりやすくまとめてみました。
ミラドライと他の治療との比較表
※ミラドライⅡは純正チップ代、局所麻酔代、薬代全て込みの料金です。
※以下は当院の治療方法で比較しています。効果やダウンタイムには個人差があります。
ボトックス注射 | 切開手術 | ビューホット | ミラドライⅡ | |
---|---|---|---|---|
治療内容 | 患部にボトックスを注射して発汗を抑える治療法 | 皮膚を切開し汗腺組織を除去する治療法 | 高周波を照射して汗腺組織を破壊する治療法 | マイクロ波を照射して汗腺組織を破壊する治療法 |
効果 | 約4カ月~6カ月 | 半永久 | 半永久 | 半永久 |
ダウンタイム | ほぼない | ある | ほぼない | ほぼない |
傷跡 | 残らない | 残る | 残らない | 残らない |
痛み | ほぼない | ある | ある | 少ない |
施術時間 | 10分程度 | 80分~120分程度 | 40分〜60分程度 | 40分〜60分程度 |
費用 | 60,500円 | 330,000円~440,000円 | 330,000円 | 330,000円 |
メリット | ・治療時間が短い ・費用が安い |
・効果が持続する ・重度のわきがにも効果が高い |
・効果が持続する ・治療時間が短い ・傷跡が残らない ・ダウンタイムが短い |
・効果が持続する ・治療時間が短い ・傷跡が残らない ・ダウンタイムが短い ・身体への負担が少ない ・安全性が高い |
デメリット | ・効果が持続しない ・何度も通院が必要 |
・傷跡が残る ・ダウンタイムが長い ・仕事や生活に支障が出る |
・痛みが強い ・費用が高い |
・費用が高い |
上記の比較表をご覧頂ければわかるように、ミラドライは他の治療法と比べても、メリットの多い治療方法です。
症状が軽度の場合は、費用も安く手軽に治療できるボトックス注射を選択する方法もありますが、中度~重度の方の場合は【切らない治療】のミラドライがおすすめです。
ミラドライⅡ治療【当院の料金表】
ミラドライⅡの治療料金は、治療する部位によっても異なります。
当院のミラドライⅡの治療料金は以下の通りです。
※ミラドライⅡは純正チップ代、局所麻酔代、薬代全て込みの料金です。
治療項目 | 料金(税込) |
---|---|
両ワキ | 330,000円 |
両ワキ 2回目 | 165,000円 |
VIO | 440,000円 |
乳輪周囲 | 330,000円 |
両ワキ+VIO | 660,000円 |
両ワキ+VIO+乳輪周囲 | 880,000円 |
当院で施術する【ミラドライⅡ】について
ここまで、ミラドライに関して詳しく解説してきましたが、当院では【ミラドライⅡ】による施術を行っています。
ミラドライとの違いは?
ミラドライⅡも従来のミラドライ(ミラドライⅠ)と仕組みは同じですが、最大の照射出力に違いがあります。
ミラドライⅠは最大の照射出力がレベル5までであるのに対し、ミラドライⅡの最大照射出力はレベル8までとなっています。
ミラドライⅠで効果を得られなかった方にもおすすめ
ミラドライⅠでも、皮膚の浅層にあるエクリン腺(多汗症の原因となる汗腺)に対しては、十分な効果を発揮します。
ただ、 皮膚の深層にあるアポクリン腺 (ワキガの原因となる汗腺)への効果には個人差があり、効果を実感できない方もおられます。
しかし、ミラドライⅡは、ミラドライⅠより高い出力での照射が可能です。
皮膚の深層にあるアポクリン腺に対しても十分な効果を発揮するため、ミラドライⅠで治療を受けて満足のいく効果が得られなかった方にもおすすめです。
上田院長よりミラドライⅡについて
ミラドライⅠとミラドライⅡ、最大の照射レベルがレベル5とレベル8の違いがあるため、当院では単純に出力が1.6倍高いと表現していますが、メーカーが公式に発表している訳ではありません。
メーカーに、ミラドライⅠとミラドライⅡの具体的な出力の差について質問したのですが、企業機密を盾に明確に回答して貰えませんでした。
ただ、嘗て所有していたミラドライⅠは、浅層にある多汗症原因となるエクリン腺に対しては十分な効果がありましたが、より深層にある腋臭症の原因となるアポクリン腺に対して効果に個人差があり万人受けする結果ではありませんでした。
それに対し、ミラドライⅡはエクリン腺のみならずアポクリン腺に対しても十分な効果があり、何らかの形で出力が増強されているのは確かです。
一説にはミラドライⅠとミラドライⅡの差は単に照射時間の違いだけと云われいますので、ここでは照射時間の違いだけと仮定して見解を述べます。
ミラドライⅠ・Ⅱとも共通でレベル1の照射時間は2.4秒、レベル5の照射時間は3.0秒、ミラドライⅡのレベル8の照射時間は3.45秒です。
それならレベル8はレベル5の僅か1.15倍だけ照射時間が長いだけの差になりますが、レベル5はレベル1の1.25倍だけ照射時間が長いだけなので、やはりその照射時間の差が効果の差になっているのでしょう。
そこでレベル5での同一部位への2回照射(2パス照射、ダブル照射)ですが、単純に2回連続して照射すると照射時間は6.0秒になりレベル8の照射時間の1.74倍になるので十分過ぎる程効果は期待出来るでしょう。
ただ、実際には同一部位へ2回連続して照射する訳ではなく全部位の1回目の照射後に2回目の照射を始めますので時間差があり、連続照射に換算した照射時間がどの程度になるか効果も含めて予測出来ません。
また、ミラドライ最大のリスクである火傷ですが、嘗てレベル5で照射していた頃の発生率は約1%でしたが、レベル8で照射すると約3%に上がります。
以上より、レベル5での同一部位への2回照射は、レベル5での同一部位への1回照射よりは効果があるのは間違いないと思いますが、効果とリスクが予測出来ません。
したがって、当院ではレベル8での同一部位への1回照射を基本としています。
ただ、レベル8の出力で照射してもメーカー指定の照射部位だけにメーカー指定の照射数だけの照射では効果が弱いと感じる部位があります。
そこで、当院ではメーカー指定の照射部位にメーカー指定の照射数を照射した後に、ミラドライⅡ照射をお受け頂く全ての患者様の気になる部位に追加照射致し、より効果を高めます。
勿論、追加照射に特別な料金は頂きません。
神戸三宮周辺で多汗症・ワキガ治療なら神成美容外科へ!
今回ご紹介した切らない治療ミラドライⅡは、1回の治療で十分な効果が期待でき、なお且つリスクの少ないおすすめの治療法です。
ミラドライⅡによる施術だけでなく、当院では、お一人お一人の患者様にあった技術とサービスを提供していく事を最優先にしております。
カウンセリングも無料で行っていますので、多汗症やわきがでお悩みの方、神戸三宮周辺で治療をお考えの方は、是非お気軽にご相談下さい。